療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入するようになっています。
そして、その評価には「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっています。
この記事では、「評価の手引き」に記載されている医療区分の項目について分かりやすく解説します。
※「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」の概要については以下の記事をご参照ください。
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「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を理解する
療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入します。その評価は「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっているため、評価を行うスタッフは、評価の手引きをしっかり理解しておく必要があります。
目次
医療区分の概要(医科点数表の解釈)
医療区分「気管切開又は気管内挿管(発熱を伴う状態を除く。)」は、医科点数表の解釈において以下のように記載されています。
39. 気管切開又は気管内挿管(発熱を伴う状態を除く。)
語句の説明
評価の要点
【処置等に係る医療区分㊴】気管切開又は気管内挿管(発熱を伴う状態を除く。)
| 分類 | 医療区分 | 算定期間 | 評価の単位 |
|---|---|---|---|
| 処置等 | 医療区分2 | 期間に限りなし | 1日毎 |
気管切開、または気管内挿管を行っていることを確認します。
発熱を伴い、治療をしている場合には、「【処置等に係る医療区分⑰】気管切開・気管内挿管(発熱を伴う状態に限る。)」に該当することになります。
評価のチェックポイント
評価のチェックポイントを確認して、評価ミスや記入漏れがないようにしましょう。
| 該当要件のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 気管切開、または気管内挿管が行われている。 |
| ☐ | 発熱の確認・記録をしている。 |
| ☐ | 発熱を伴い、治療が行われている場合には、医療区分⑰「気管切開又は気管内挿管(発熱を伴う状態に限る。)」に該当することになる。 |
| 算定期間のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 1日毎に評価を行っている。 |
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