療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入するようになっています。
そして、その評価には「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっています。
この記事では、「評価の手引き」に記載されている医療区分の項目について分かりやすく解説します。
※「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」の概要については以下の記事をご参照ください。
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「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を理解する
療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入します。その評価は「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっているため、評価を行うスタッフは、評価の手引きをしっかり理解しておく必要があります。
目次
医療区分の概要(医科点数表の解釈)
医療区分「慢性閉塞性肺疾患」は、医科点数表の解釈において以下のように記載されています。
26. 慢性閉塞性肺疾患(ヒュー・ジョーンズの分類がⅤ度の状態に該当する場合に限る。)
| 項目の定義 |
| 慢性閉塞性肺疾患(ヒュー・ジョーンズの分類がⅤ度の状態に該当する場合に限る。) |
| 評価の単位 |
| ー |
| 留意点 |
| ー |
語句の説明
評価の要点
【疾患・状態に係る医療区分㉖】慢性閉塞性肺疾患(ヒュー・ジョーンズの分類がⅤ度の状態に該当する場合に限る。)
| 分類 | 医療区分 | 算定期間 | 評価の単位 |
|---|---|---|---|
| 疾患・状態 | 医療区分2 | 期間に限りなし | ― |
慢性閉塞性肺疾患に罹患していることを確認します。
その上で、ヒュー・ジョーンズの分類がⅤ度の状態に該当する場合に限ります。
評価のチェックポイント
評価のチェックポイントを確認して、評価ミスや記入漏れがないようにしましょう。
| 該当要件のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 慢性閉塞性肺疾患であり、ヒュー・ジョーンズの分類がⅤ度の状態の場合に限り該当する。 |
| ☐ | 原因疾患の経過記録がある。 |
| ☐ | ヒュー・ジョーンズの分類がⅤ度の状態である記録がある。 |
| ☐ | QOL上の支援に関するマニュアルがある。 |
| ☐ | 診療・看護計画が作成されている。 |
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