白血球数(WBC:white blood sell)|基準値

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白血球数(WBC)とは、血液中の白血球の数を調べる検査で、細菌やウイルスなどの異物から体を守る免疫機能や感染症の有無、炎症の状態を把握するために重要です。

通常、白血球数が高値の場合は細菌感染症や炎症が、低値の場合は白血球減少症や骨髄の機能低下、薬剤の副作用などが疑われます。

白血球数(WBC)の基準値

成人: 3500~9000(/μL)

小児(6~14歳): 6000~10000(/μL)

幼児(5歳以下): 6000~11000(/μL)


参考図書


目次

白血球数(WBC)の概要

白血球数は、抹消静脈血1μL中の白血球の数を表しています。 

白血球は「好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球」に分類され、白血球分画を検査することによって、それぞれの量を確認することができます。

白血球数が増加、減少、または正常な場合においても、白血球分画を検査することによって炎症や免疫反応、血液疾患などの状態を知る手掛かりになります。

炎症などの急性的変化の場合には、C反応蛋白(CRP)と相関することが多いです。

略称

白血球数
WBC : white blood sell

役割と機能

白血球は、体内に侵入した細菌、ウイルス、その他の異物を取り込み破壊することで、体を守る役割を果たしています。

感染症や炎症の有無、その程度を評価するための指標となります。

白血球数(WBC)の異常とその原因

高値の場合低値の場合
・各種感染症
・血液疾患(白血病など)
・アレルギー疾患
・その他: 激しい運動、ストレス、食事の後、入浴
・薬剤、放射線治療
・重篤な感染症
・再生不良性貧血  
・悪性リンパ腫

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