療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入するようになっています。
そして、その評価には「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっています。
この記事では、「評価の手引き」に記載されている医療区分の項目について分かりやすく解説します。
※「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」の概要については以下の記事をご参照ください。
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「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を理解する
療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入します。その評価は「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっているため、評価を行うスタッフは、評価の手引きをしっかり理解しておく必要があります。
目次
医療区分の概要(医科点数表の解釈)
医療区分「1日8回以上の喀痰吸引」は、医科点数表の解釈において以下のように記載されています。
38. 1日8回以上の喀痰吸引
| 項目の定義 |
| 1日8回以上の喀痰吸引 |
| 評価の単位 |
| 1日毎 |
| 留意点 |
| 本項目でいう1日8回以上の喀痰吸引とは、夜間を含め3時間に1回程度の喀痰吸引を行っていることをいう。 |
語句の説明
評価の要点
【処置等に係る医療区分㊳】1日8回以上の喀痰吸引
| 分類 | 医療区分 | 算定期間 | 評価の単位 |
|---|---|---|---|
| 処置等 | 医療区分2 | 期間に限りなし | 1日毎 |
1日8回以上の喀痰吸引を行っていることを確認します。
1日8回以上の喀痰吸引は、夜間を含め3時間に1回程度の喀痰吸引を行っている場合に限ります。
評価のチェックポイント
評価のチェックポイントを確認して、評価ミスや記入漏れがないようにしましょう。
| 該当要件のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 1日8回以上の喀痰吸引を実施している状態である。 |
| ☐ | 夜勤帯を含め、3時間に1回程度の喀痰吸引を実施している。 |
| ☐ | 一度に複数回の吸引を実施しても、1回と数えている。 |
| ☐ | 喀痰吸引を実施した場合、診療録等に記録している。 |
| 算定期間のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 1日毎に評価を行っている。 |
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