療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入するようになっています。
そして、その評価には「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっています。
この記事では、「評価の手引き」に記載されている医療区分の項目について分かりやすく解説します。
※「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」の概要については以下の記事をご参照ください。
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「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を理解する
療養病棟入院基本料を算定する療養病棟では、入院患者の医療区分・ADL区分の評価を毎日行い、その結果を「医療区分・ADL区分等に係る評価票」に記入します。その評価は「医療区分・ADL区分等に係る評価票 評価の手引き」を用いるようになっているため、評価を行うスタッフは、評価の手引きをしっかり理解しておく必要があります。
目次
医療区分の概要(医科点数表の解釈)
医療区分「感染症の治療の必要性から隔離室での管理」は、医科点数表の解釈において以下のように記載されています。
19. 感染症の治療の必要性から隔離室での管理
語句の説明
評価の要点
【処置等に係る医療区分⑲】感染症の治療の必要性から隔離室での管理
| 分類 | 医療区分 | 算定期間 | 評価の単位 |
|---|---|---|---|
| 処置等 | 医療区分3 | 期間に限りなし | 1日毎 |
感染症と医師から診断を受けており、それに対しての管理を実施していることを確認します。
評価のチェックポイント
評価のチェックポイントを確認して、評価ミスや記入漏れがないようにしましょう。
| 該当要件のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 医師が他に感染する恐れがある感染症と診断しており、その根拠が診療録に適切に記載されている。 |
| ☐ | 起炎菌についての検査結果を診療録に記載しており、客観的データとして確認できる。 |
| ☐ | 感染症患者を隔離する際及び解除する際には、その根拠と理由を明記している。 |
| ☐ | 感染症に対する治療または管理が適切に行われている(使用器具の区別、ガウンテクニック等)。 |
| ☐ | 感染症に感染しているだけではなく、治療または管理を行っている状態であることを確認する。 |
| 算定期間のチェックポイント | |
|---|---|
| ☐ | 1日毎に評価を行っている。 |
| ☐ | 感染症に対する治療または管理が行われている期間に限る。 |
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