インフルエンザ迅速検査はインフルエンザウイルスの抗原を検出する検査です。
鼻や喉の粘膜から採取した検体を用いて、10~20分程度で簡単に行える検査です。
ただし、発症直後でウイルス量が少ないと偽陰性になる可能性があり、発熱から12~24時間経過した後に検査を受けると正確な結果が得られます。
陰性でも症状が続く場合は再検査や経過観察が必要な場合もあります。
インフルエンザ迅速検査の基準値
A型:陰性
B型:陰性
目次
インフルエンザ迅速検査の概要
検査の原理と方法
インフルエンザ抗原を検出する迅速抗原検査(イムノクロマト法)が一般的です。
柔らかい綿棒を鼻や喉の奥の粘膜に挿入して粘液を採取します。
採取した検体は、検査キットに滴下してキットの反応を見ます。
キットの反応を見ることでA型またはB型のインフルエンザウイルスに感染しているかを判定します。
検査のタイミングと注意点
発熱から12時間以上(できれば24時間以上)経過すると、ウイルス量が増加しているため正確な検査結果が出やすいとされています。
発熱直後で、発症から時間が経っていないと、体内のウイルス量が少なく検査で検出できない場合があります。
ウイルス量が少なく検出できないタイミングでは、インフルエンザに感染していても「陰性」と判定されることがあります。
検査が陰性でもインフルエンザが疑われる症状が続く場合は、時間をおいて再検査をしたり、医師の判断で治療を開始したりすることがあります。
検査の基準値と異常値
検査が陰性でない場合には、インフルエンザへ感染しています。






