クラミジア（Chlamydia）｜基準値

クラミジア（Chlamydia）とは、「クラミジア・トラコマチス」という細菌による性感染症（STI）で、日本国内で最も患者数の多い性病です。

主な感染経路は性行為ですが、感染しても症状が出ないことが多く、無自覚のまま感染を広げる可能性があります。

放置すると、女性の不妊や子宮外妊娠、男性の精巣上体炎などの合併症につながるため、早期の診断と治療、そして予防が重要です。

クラミジア（Chlamydia）の概要

クラミジア・トラコマティス（Chlamydia trachomatis）とその他2種の菌種が存在し、最も問題になるのが、クラミジア・トラコマティスであり、性感染症の原因の1つです。

 

感染原因と感染経路

クラミジア・トラコマチス（Chlamydia trachomatis）という細菌によって感染します。

性行為（膣性交、肛門性交、オーラルセックス）によって感染し、感染者の粘膜や体液を介して、性器、のど、直腸、結膜（目）などに感染が広がります。

潜伏期間と主な症状

感染から1～3週間程度で症状が出ることがありますが、無症状のことも多いです。

検査と治療

尿検査などが行われ、感染していた場合には抗菌薬（抗生物質）を使用します。

現在のパートナーも同時に治療を受ける必要があります。治療終了後、感染を広げないために、一定期間（少なくとも1週間）は性交を控えることが重要です。