アレルゲン特異IgE抗体は、特定の食物、花粉、ダニなどのアレルゲンに対して、体が過剰に反応する際に生成される抗体です。
この抗体を血液検査で測定することで、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定し、アレルギー性疾患の診断や治療方針の決定に役立てられます。
検査結果は「クラス0~6」の7段階で評価され、数値が高いほど、そのアレルゲンに反応している可能性や症状が重くなる可能性が高いことを示します。
アレルゲン特異IgE抗体
陰性: 0.34(UA/ml)以下
目次
アレルゲン特異IgE抗体の概要
アレルゲン特異IgE抗体とは?
IgE抗体とは?
特定のアレルゲン(例:スギ花粉、卵白、ダニ)に対して、そのアレルゲンだけに特異的に結合するIgE抗体です。
特異的IgE抗体
特定のアレルゲン(例:スギ花粉、卵白、ダニ)に対して、そのアレルゲンだけに特異的に結合するIgE抗体です。
検査の目的と活用
アレルゲン特定
スギ花粉、ダニ、ハウスダスト、特定の食べ物など、どの物質がアレルギーの原因となっているかを特定します。
診断と治療方針決定
アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど)の診断や、アレルゲン除去・回避などの治療方針を決定するために不可欠な情報となります。
検査結果の解釈
クラス判定
血液検査の結果は、IgE抗体の量を0から6までの7段階で評価するクラス判定で行われます。
陽性の目安
クラスが高いほど、そのアレルゲンに対するIgE抗体の量が多いことを示します。
ただし、IgE抗体が陽性でも、必ずしも症状が出るとは限らず、症状や他の検査結果と組み合わせて総合的に判断することが重要です。
アレルゲン特異IgE抗体が高値の場合
アレルギー疾患
・気管支喘息
・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性結膜炎
・花粉症
・蕁麻疹
・胃腸アレルギー
・寄生虫症






